物件は交渉すべき!!

ここだ!という物件を見つけてからのお話。

 

不動産屋を通して大家さんと交渉を必ずしていきましょう。

これから開業をする方にとって大切な心構えになります。それは、

「ビジネスは交渉で何とかなることが多い」です。

 

例えば僕は6月からの開業を予定していて、4月から内装工事を入れる計画を立てました。でも物件を見つけたのは10月です。ということは、物件を契約しても6カ月くらいは何もしないのに家賃を払うことになります。アホらしいですよね。

なので物件を無料もしくは格安で押さえることができるかどうかを交渉します。

その結果僕は4月から家賃を払う契約ができました。

これで安心して違う作業に取り掛かることができます。

備え付けのエアコンなどの備品は使えるのか?そのまま使わせてくれるのかを必ず確認しましょう。僕は勝手にそのまま使えると思っていたが暖房が外されていがっかりしました。

あとは、内装でどんなことをやりたいとか看板をつけていいかなどを大家さんに確認をします。あとはネットや電話回線も確認をしましょう。

さらに雨漏りなどがあれば必ず直してもらいましょう。

あと、トイレですね。和式だったので、洋式に工事してくれないかと交渉しましたが、そこは僕の負担になりました。

 

そして家賃です!交渉して月45000円が40000円になりました!!

これは大きかったです。

 

これで物件は固まり、あとは外装や内装を考えていきます。

塾の物件で大切な7つの条件

さて開業するにあたり何が一番大切でしょうか。

 

ずばり、

 

 

『場所が1番大切』です!

 

よほどの価値がないかぎり家から遠い塾にはまず行きません!!

 

インターネットで塾を選ぶ基準を調べてみてください。

『家から近い』がかなり高くなっているはずです。

月謝や講師の質や合格実績なんてのは当たり前のことです。塾ですから。

 

僕の弟二人とも自営業をやっていて、昔からずっと場所が全てだと聞いていました。

 

なので目ぼしい物件が無いのにいまの仕事を退職してはいけません!!

退職するのであれば最低限、必ず物件は見つけておきましょう。無ければ理想の物件と出会うまで仕事を続けた方がいいです。

 

さて、僕が物件に求めた条件はこちら。

優先順位順です。

 

 

①校区の中学校が500人以上の生徒数。また近くに住宅街がある。

 

場所は絶対に妥協しないでください。待っていればいつか良いテナントが空くはずです。僕はネットで理想の物件に出会いましたが、それでも対立候補を探すために何件もの不動産を回り、内覧させてもらいました。

 

②駐車場が広い、またはすぐ近くに大きな駐車場を持つ商業施設がある。

 

 

③広さが12坪以上で家賃が8万円以下の事務所物件

 は12坪以上欲しいです。

また、家賃はとても大事ですよね。生徒がいようがいまいがかかるわけですから極力抑えたいところです。地域によって家賃は違いますが、僕の理想は8万円以内です。

事務所の居ぬき物件が良いですね。元飲食店や美容室とかでしたら、まず解体費用がかかります。事務所であれば、壁と床と天井だけリフォームすればOkです。

 

 

④自宅から近い

意外と重要だと思っています。自宅にいても何かあったらすぐに行けることもそうですし、一番大きいのは睡眠時間を確保するためです。塾は夜の仕事です。少しでも早く家に帰り寝れるようにしましょう。とにかく自営業は健康第一です。無理して体を壊しても誰も保障してくれないどころか、休みが続けば信頼も無くなります。健康管理はプロ意識を持たなければいけません。

 

⑤大きな通りに面して通学路になっている

 

また通学路になることで、生徒や保護者の話題になります。良さそうな物件を見つけたら朝の登校時間にどれくらいの生徒が通るのか調べてみましょう。

 

⑥一階で視認性が高い

保護者にとって塾は安全に子どもを預けられる場所でなければいけません。塾でどんなことをしているか外からでも見えるようにすると安心ですよね。1階が理想です。ビルの2階とか3階だとかにすると見上げなければ塾があることを認知されません。

 

⑦トイレが洋式

 和式は僕が生徒だったら嫌です。男女別に2つあれば良いんでしょうけど、そんな贅沢は言ってられません。ただ、教室の中にあるとトイレの音とか気になりますので外にあると良いですね。

 

と、たくさん理想を述べましたが、僕の選んだ物件が満たしているのは 

①②④⑤で、③と⑥と⑦は妥協しました。

 

③に関しては、僕の塾は9坪で家賃5万円です。確かに狭いです。生徒机は12席設けています。何とかやれています。

 

⑥に関しては、僕の塾は1階が大きなお店でその2階になります。大きな窓に覆われているので視認性は高いです。まあ2階は妥協します。1階のお店が学生服などを扱うお店だったのでそれがプラスですし、駐車場も広いので階は全然妥協できます。

 

⑦に関しては、和式でした。なので洋式にリフォームしました。工事のことはまた別の記事で触れますが、30万円ほどかかると思ってください。 

 

だいたいこんな物件があればビジネスチャンスです!!

物件詳細編でまた続きを書きます。

 

あっ、あと

周りに競合塾があってもいいか?

 

という質問をよくされますが、

むしろあった方が良いです。

それだけ需要がある立地と証明してくれています。

塾の生徒はどんなに良い塾でも相性が合わない生徒がいます。そうした生徒の受け皿になりますし、ライバルがいた方が燃えませんか?

教師をやめた理由3

僕が教員を辞めると決断できた2つの出会いは

①教材との出会い

②物件との出会い

です。これらに出会っていなければ教員を辞めていません。

 

塾を開業したいと薄々思い始めた矢先、

 

何となくインターネットで検索したパソコンを使った教材に興味を持ちました。

 

資料請求もしました。

 

そこには同じように元教員で塾を開業し成功した塾が載っていました。

 

僕は塾を開いたら、専門の教科のみで勝負しようと思っていましたが、そうしていたら生徒が集まっていなかったと思います。

やはり五教科対応にしないといけません。

 

さらに個別指導の場合、一人で何人も教えることはできるのかという悩みが出てきます。

 

それらを解決できると思ったのがこのパソコン教材です。

授業はパソコンが教えてくれるし、苦手なところは内容を遡って問題を出してくれたり、

自分で学習を進めていけます。

それに僕の教科指導を取り入れたら、やっていけるなと思いました。

 

またその会社は、開業の面倒を見てくれる上、加盟金やロイヤリティもないのです。

 

こうして塾の指導のイメージが具体的になりました。

 

 

そして毎日インターネットでテナントを検索するようになりました。

 

すると僕の理想とする物件がちょうどあったのです!

 

これは神様が僕に与えてくれたチャンスだと思いました。

 

妄想だったルートが現実的になり、ついに離職を決意したのです!!

 

僕が躊躇している間に他の人に物件がとられたら、きっと一生後悔しながら教員を続けると思ったのです。

 

以上が僕が教師を辞めた理由になります。

 

簡単にまとめると

・学校教員に向いていないと思ったから

・もっと稼ぎたいと思ったから

・塾を開くための教材と物件との出会いがあったから

 

自分の人生です。

 

主役は自分です。

 

人にどう思われても良い!

 

やりたいことをやらない我慢の人生は必ず後悔すると思いました。

 

教師を辞めた理由2

前回辞められない理由を挙げてみましたが、

 

僕にとってそれらの理由はいつかそれほど甘美なものでは無くなっていました。

 

給料は悪くありませんが、

どれだけ頑張っても給料は変わりません

担任や部活を持っても持たなくても給料が変わらないんですよ。

モチベーション上がりますか??

いつしか、僕は溌剌と生きている感覚が薄れ、

ただ漫然と生かされているんだなぁと思うようになりました。

 

さらに当時の僕はたくさんのストレスを抱えていました。

キーワードを思いつくだけ挙げます。

・朝早い ・通勤1時間 ・面倒な仕事が多い ・疲労 ・生徒指導 ・学級経営 

・分掌 ・専門外の部活 ・土日は大会 ・道徳の教科化 ・学級通信 ・所見 

・中堅リーダー ・職能研 ・学校外の研修 ・苦手な合唱指導 ・研修の企画 

・授業研 ・腰痛 ・指導要録 ・行事の企画 …etc

 

ああ、いくらでも出てきますね笑。

 

十数年間教師をやって気づいたことがあります。

 

教員は多様性と創造性が必要!

僕は苦手なことが多い!!

 

つまり教職に向いていないことに気づいたんです。

 

それでも踏ん張ってやってこれたのは忍耐力があったのと、

楽しい同僚や面白い生徒に恵まれていたことです。

 

そしてどんな職につこうが、働くことにストレスはつきものだと思いますので、

ここまでだとまだ辞める決心には至りません。

 

 

「教師を辞めたい」と考えたら次は何を考えますか?

 

何をして生きていくかです。

やりたいことって何?です。

 

僕は授業は好きなんです。学習指導はどれだけやっても苦になりません。

だから教員の経験を生かして塾講師を考えました。

とはいえ、雇われだと安い給料でストレスになりそうだったので自分で開業したいという気持ちしかありませんでした。

 

そして僕が辞める決断をしたのはこの後に2つの出会いがあったからです。

教師を辞めた理由

仕事を「辞めたい」と考えたことありますか。

僕は30代後半、2児の父で、中学校教師を務めていました。

「辞めたい」と思ったことは無数にありますし、きっと誰もが思うことだと思います。

 

そこである日教師の退職率について調べてみました。

公立学校の教員の離職率(定年退職などを除く普通退職率)はというと

 

約0.4%です。

250人に1人の割合ですね。

 

これだけブラックだのなんだの言われておりますが、離職率は激低です。

辞めたいと思うことは無数にありますが、

離職できない理由があって何年も足踏みしていました。

主な理由はこちら。

1.経済面・待遇

 教員は公務員ですからリストラされませんし、安定しています。もう超安定しています。年休も充実していますし、病休もとれますし、特別休暇もあります。また、夏休みや冬休みは部活さえなければ年休をとりまくれます。給料も悪くありません。むしろ良いです。僕は妻も教員で、ダブルインカムでお金に困ったことはありませんでした。退職すると定年まで働いたらもらえるであろう2000万円ほどの退職金も放棄することになります。社会的な信用も良いので、クレジットカードの審査やローンでも困りません。

 

2.周囲からの目

 教員は離職率が低いので退職するとなるとかなり注目されるだろうという思いです。噂も広まります。教師の仕事から逃げたと思われたくないというプライドがありましたし、もし退職して事業で失敗しようもんなら「ほら見たことか、馬鹿だな」と笑い者になるんじゃないかという不安がありました。親や家族にもがっかりされるだろうなと思いました。

 

3.苦労した教員採用試験

 僕は教員採用試験に5回落ちています。元々倍率がとても高い教科を受験していたので仕方ありませんが、毎年採用試験が憂鬱でした。6度目には2つの自治体でどちらも合格し、とても嬉しかったです。退職してまた教員をやろうとなった場合、当たり前ですがまた教員採用試験を受け直さなければいけません。

 

どうですか、こんなにも辞められない理由があるんです。

 

じゃあなぜ僕が辞める決断ができたのかは次回へ。

はじめに

僕は公立中学校で教員を14年間務めました。

忙しい毎日を過ごす中、

『独立したい』という気持ちが沸き起こり、

 

ついに退職に踏み切りました。

 

社会経験は教員のみ。

 

経営の知識なんて全くの無知です。

経営なんて中学生の頃に桃鉄をやってたぐらい…

 

塾講師すら経験の無い僕が塾を開き、

 

わずか1ヶ月で生徒26人を集め、

無事に経営ができている経験やノウハウをこのブログに備忘録として残そうと思い、ブログを始めてみました。

 

また、塾の開業の講師もやっています。

このブログがこれから退職を考えている人塾を開業したいと考えている人の参考になれば幸いです。

 

空いている時間が少ないので

まったりと記事をつくっていきます。