教師を辞めた理由

仕事を「辞めたい」と考えたことありますか。

僕は30代後半、2児の父で、中学校教師を務めていました。

「辞めたい」と思ったことは無数にありますし、きっと誰もが思うことだと思います。

 

そこである日教師の退職率について調べてみました。

公立学校の教員の離職率(定年退職などを除く普通退職率)はというと

 

約0.4%です。

250人に1人の割合ですね。

 

これだけブラックだのなんだの言われておりますが、離職率は激低です。

辞めたいと思うことは無数にありますが、

離職できない理由があって何年も足踏みしていました。

主な理由はこちら。

1.経済面・待遇

 教員は公務員ですからリストラされませんし、安定しています。もう超安定しています。年休も充実していますし、病休もとれますし、特別休暇もあります。また、夏休みや冬休みは部活さえなければ年休をとりまくれます。給料も悪くありません。むしろ良いです。僕は妻も教員で、ダブルインカムでお金に困ったことはありませんでした。退職すると定年まで働いたらもらえるであろう2000万円ほどの退職金も放棄することになります。社会的な信用も良いので、クレジットカードの審査やローンでも困りません。

 

2.周囲からの目

 教員は離職率が低いので退職するとなるとかなり注目されるだろうという思いです。噂も広まります。教師の仕事から逃げたと思われたくないというプライドがありましたし、もし退職して事業で失敗しようもんなら「ほら見たことか、馬鹿だな」と笑い者になるんじゃないかという不安がありました。親や家族にもがっかりされるだろうなと思いました。

 

3.苦労した教員採用試験

 僕は教員採用試験に5回落ちています。元々倍率がとても高い教科を受験していたので仕方ありませんが、毎年採用試験が憂鬱でした。6度目には2つの自治体でどちらも合格し、とても嬉しかったです。退職してまた教員をやろうとなった場合、当たり前ですがまた教員採用試験を受け直さなければいけません。

 

どうですか、こんなにも辞められない理由があるんです。

 

じゃあなぜ僕が辞める決断ができたのかは次回へ。